妊娠中のおりものの色が茶色や黄緑、ピンクなど異なる色で何が違うのか気になりますよね。茶色や黄緑、ピンクなど妊娠中のおりものの色の違いの意味を知ることで、おりものの色についての不安や心配は軽くなると思います。妊娠中のおりものは、体の状態を示してくれる分泌物であり、おりものの色は、ママの体質などによって妊娠中に変化しやすいものであります。そこで、茶色や黄緑、ピンクなど妊娠中のおりものの色の違いについて調べてみました。妊娠中のおりものの色について気になる方は参考にしてみてくださいね。
目次
妊娠中のおりものの色には意味が
妊娠中のおりものの色には意味があります。おりもののは、子宮や膣内の分泌物であり、女性のホルモンの影響を受けやすいもので、色や量、臭いが、ママの体の変化によって変わってきます。
妊娠中のおりものの色を見ることによって、妊娠中のママの体の状態を知ることができる大事なサインの役目をしています。
また、妊娠中のおりものの色は、量や臭いが出産までに変化していくものであるということも認識しておきましょう。
妊娠中のおりものが茶色の場合
妊娠中のおりものが茶色である場合、子宮内の出血がおりものに混ざり、その混ざった出血が時間が経過して酸化することによって、茶色のおりものとして出てきます。茶色のおりものは、妊娠前の生理のときにも良く見かけたことがあると思います。
茶色のおりものの原因
妊娠中に茶色いおりものが出てくる原因としては、子宮内にある毛細血管の出血が原因だと思われます。子宮内には、毛細血管があり、その毛細血管は、赤ちゃんが大きく育っていく過程で出血しやすくなっています。
お腹の赤ちゃんが成長することによって毛細血管が切れ、そのときの出血がおりものに混ざり、時間の経過による血液の酸化によって、おりものに混ざった血液が鮮血な赤色又はピンク色から茶色に変化し、結果として、茶色のおりものが出てきます。なお、妊娠初期には、着床出血によって、茶色のおりものが出てきます。
茶色のおりものの注意点
妊娠中の茶色のおりもので注意するべき点は、腹痛などの痛みを伴う場合や、茶色のおりものの量が多かったり、長い時間継続して出てくる場合は、他の原因が考えられますので、このような症状が合った場合には、すぐにかかりつけの医師に相談してください。
妊娠中のおりものが黄色や緑色、黄緑色の場合
妊娠中のおりものが、黄色や緑色、黄緑色をしている場合、膣炎や感染症の可能性があります。また、黄色や緑色、黄緑色をしているおりものが妊娠中に出てきた場合には、生臭い臭いがしたり、かゆみを伴っています。黄色や緑色、黄緑色のおりものが出た場合は、すぐに病院に行って検査を受けるようにしましょう。
黄色や緑色、黄緑色のおりものの原因
黄色や緑色、黄緑色のおりものの原因としては、膣内に雑菌が入り感染したことが挙げられます。妊娠中は、膣の内部が感染しやすい状況ですので、下着を毎日は着替え、おりものシートはこまめに取り替えるなど、膣内に雑菌が入らないように清潔に過ごすことが大切です。
妊娠中のおりものがピンク色の場合
妊娠中のおりものがピンク色の場合、茶色のおりものと同様に、子宮内の毛細血管が切れて出血し、その出血した血液がおりものに混ざり、その混ざった出血が時間が経過して酸化することによって、ピンク色のおりものが出てきます。妊娠初期の場合には、着床出血が原因で、ピンク色や茶色のおりものが出てきます。
ピンク色のおりものの注意点
妊娠中の茶色のおりものと同様に、ピンク色のおりもので注意すべき点は、腹痛を伴ったり、量が多かったり、数日続く場合には、かかりつけの医師に相談しましょう。特に、妊娠初期にこのような症状が出る場合には、切迫流産などの可能性があります。
まとめ
以上のように、妊娠中のおりものの色は、ママの体の体調を教えてくれる大事なサインです。おりものの色、量、臭いに気をつけながら、いつもと違うな、今日のおりものは何かおかしいなど、少しでも気になったら早めにかかりつけの医師に相談するようにしましょう。
最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。